イギリス交通ルールとレンタカー利用のポイント
イギリスは、日本と同じ左側通行・右ハンドルの国です。そのため、日本人にとっては比較的運転しやすい国といえます。一方で、ラウンドアバウト(環状交差点)や道幅の狭い道路など、日本とは異なるルールや道路事情もあります。
事前に交通ルールや運転のポイントを確認して、安全で快適なドライブを楽しみましょう。
基本的な交通ルール
左側通行・右ハンドル
イギリスは日本と同じ左側通行です。運転席も右側にあるため、日本で運転している感覚に近く、初めて海外で運転する方にも比較的安心です。
ただし、交差点や駐車場から道路へ出る際は、無意識に左右を間違えないよう注意しましょう。
制限速度は「mph(マイル)」表示
イギリスでは速度標識はkm/hではなく「mph(マイル)」で表示されています。
主な制限速度の目安は次のとおりです。
| 道路 | 制限速度 |
| 市街地 | 30mph(約48km/h) |
| 一般道(Single Carriageway) | 60mph(約96km/h) |
| 中央分離帯のある道路・高速道路 | 70mph(約112km/h) |
※学校周辺や住宅街では20mph(約32km/h)の区域も多くあります。また、ウェールズでは市街地の制限速度が20mphとなっている地域が増えています。標識を必ず確認しましょう。
シートベルトは全席で着用義務
運転席・助手席だけでなく、後部座席を含めて全員にシートベルト着用義務があります。
お子様は年齢や身長に応じたチャイルドシートの使用が必要です。
飲酒運転は厳しく禁止
飲酒運転には厳しい罰則があります。
なお、イングランド・ウェールズ・北アイルランドとスコットランドではアルコール基準値が異なります。少量でも飲酒した場合は運転しないようにしましょう。
運転中のスマートフォン操作は禁止
手に持ってスマートフォンを操作することは禁止されています。
ナビを利用する場合は、運転前に設定し、走行中はハンズフリーや車載ホルダーを利用しましょう。
日本人が特に注意したい交通ルール
ラウンドアバウト(環状交差点)
イギリスでは信号の代わりにラウンドアバウトが数多く設置されています。
基本ルールは非常にシンプルです。
- 右から来る車が優先
- 空いたタイミングで進入する
- 出るときは左ウインカーを出す
最初は戸惑いますが、交通の流れに合わせて落ち着いて運転すれば問題ありません。
高速道路では追い越し後に左車線へ戻る
高速道路では、一番左の車線が走行車線です。
追い越しが終わったら左車線へ戻るのが基本ルールです。
日本の高速道路とは感覚が少し異なるため、右側の車線を走り続けないよう注意しましょう。
横断歩道では歩行者優先
ゼブラゾーン(白黒の横断歩道)では、歩行者が渡ろうとしている場合は必ず停止して譲ります。
日本以上に歩行者優先が徹底されているため、横断歩道付近では速度を落として運転しましょう。
イギリスで運転する際のポイント
地方では道幅が非常に狭い
コッツウォルズや湖水地方、スコットランドなどでは、車1台分ほどの幅しかない道路も珍しくありません。
対向車が来た場合は「Passing Place(待避所)」を利用して譲り合いながら通行します。
無理に進まず、お互いに譲り合う気持ちで運転しましょう。
駐車場は有料が一般的
観光地や都市部では有料駐車場の利用が一般的です。
駐車券を購入するタイプや、ナンバープレートを入力して料金を支払うタイプなど、さまざまな方式があります。
路上駐車は制限されている場所も多いため、標識を確認してから駐車しましょう。
ロンドン中心部では渋滞税に注意
ロンドン中心部には「Congestion Charge(渋滞税)」の対象エリアがあります。
多くのレンタカー会社では後日請求される場合がありますが、対象エリアを走行する予定がある場合は、事前にレンタカー会社へ確認しておくと安心です。
まとめ
イギリスは日本と同じ左側通行のため、海外の中では比較的運転しやすい国です。
一方で、ラウンドアバウトや狭い田舎道、マイル表示の速度標識など、日本とは異なる交通ルールもあります。
基本的なルールを事前に確認し、時間に余裕を持った計画で、安全なイギリスドライブを楽しんでください。

