ロンドンからレンタカーで巡る2泊3日のコッツウォルズ周遊は、主要な村々を網羅しつつ、宿泊して朝夕の静かな雰囲気を味わえる理想的な日程です。
ロンドン市内は渋滞が激しいため、ヒースロー空港で車を借りて出発するのがスムーズです。
1日目:コッツウォルズの玄関口と「最も美しい村」へ
ロンドンから西へ約2時間〜2時間半のドライブでエリアに入ります。
バーフォード (Burford)

「コッツウォルズの玄関口」と呼ばれる市場町。坂道に並ぶはちみつ色の石造りの家並みが美しい場所です。
村外れに広い無料駐車場があります。
バイブリー (Bibury)

ウィリアム・モリスが「英国で最も美しい村」と称えた場所。14世紀の家並み「アーリントン・ロウ」は必見です。
付近は非常に混雑するため、路上駐車が難しい場合は「バイブリー・トラウト・ファーム」の有料駐車場が利用可能です。
2日目:人気の村々と北部の絶景巡り
ボートン・オン・ザ・ウォーター (Bourton-on-the-Water)

「コッツウォルズのベニス」と呼ばれ、村の中心を流れるウィンドラッシュ川が象徴的。ボートン・オン・ザ・ウォーターの町を9分の1サイズに縮めたミニチュアタウン「モデル・ヴィレッジ」などの見どころもあります。町外れに大きな有料駐車場があります。
また、近くのロウアー・スローター(Lower Slaughter)は静かで絵画の様な景色が広がる村です。
ストウ・オン・ザ・ウォルド (Stow-on-the-Wold)

丘の上にある歴史的な町。アンティークショップが多く、古いパブでのランチも楽しめます。
宿泊は、歴史的な宿が多いチッピング・カムデンやブロードウェイ周辺がおすすめです。
3日目:歴史的な町並みと帰路の寄り道
チッピング・カムデン (Chipping Campden)

13世紀から中世にかけて羊毛取引の中心地として大いに繁栄した。「王冠の中の宝石」と称えられるほど美しい、中世の面影を色濃く残すマーケットタウンです。マーケット・ホールは、1627年に建てられた象徴的な石造りのアーケードで、かつてバターやチーズの市場として使われていました。
ブロードウェイ (Broadway)

地名の由来にもなった「広い道(Broad Way)」沿いに、はちみつ色の石造りの豪華な邸宅や、アンティークショップ、カフェがゆったりと並び、「コッツウォルズの宝石」とも呼ばれる広い大通りが美しい町です。郊外の「ブロードウェイ・タワー」からは16の州を見渡せる絶景が広がります。
スノーヒル(Snowshill)

ブロードウェイから車で約5分、丘の上にある静かで美しい村で、素朴な雰囲気が魅力です。隣の丘には広大なラベンダー畑が広がり、6月下旬〜8月上旬には一面が紫に染まり、コッツウォルズの絶景と香りを同時に楽しめます。
ストラトフォード・アポン・エイヴォン (Stratford-upon-Avon)

時間に余裕があれば、シェイクスピアの生家があるこの街に寄ってからロンドンへ戻るのも人気です。
旅のポイント
駐車場: 人気の村(特にバイブリーやボートン)は週末に非常に混雑するため、午前中の早い時間に到着するように計画するとスムーズです。
宿泊施設の予約: コッツウォルズ地区はB&B(ベッド・アンド・ブレックファスト)や古いパブを改装した宿(イン)が多いため、早めの予約がおすすめです。また、雰囲気重視なら貴族の邸宅「マナーハウス」の選択肢もあります。
ドライブのポイント
- ラウンドアバウト(円形交差点)の攻略
信号のない円形交差点が非常に多いです。
右側優先: 交差点に入る際は、必ず右側から来る車が優先です。右から車が来ていなければ止まらずに入ってOKですが、迷ったら一度止まって確認しましょう。
事前の車線選択: 出口が左(1つ目)なら左車線、右(3つ目以降)なら右車線に事前に寄っておく必要があります。
ウィンカー: 出る直前の出口を過ぎたら、左ウィンカーを出して周囲に知らせます。
- コッツウォルズ特有の狭い道(シングル・トラック)
村と村をつなぐ道は、車1台分ほどの幅しかない「シングル・トラック・ロード」が多々あります。
待避所(Passing Place): 道幅が広がっている場所があります。対向車が来たら、近い方がそこで待機します。
譲り合いの挨拶: 譲ってもらったら、軽く手を上げて感謝を示す(Cotswolds Wave)のが地元のマナーです。
コンパクトカーがおすすめ: 海外旅行で大きな荷物もあり大きな車を選びたくなりますが、狭い道でのすれ違いや村の狭い駐車場を考えると、できるだけ小さい車種がおすすめです。
- 交通ルール
日本同様に、赤信号での左折は禁されています。
速度制限の標識は「km/h」ではなく「mph(マイル)」です。レンタカーの速度計もマイル表示なので、数字をそのまま合わせれば大丈夫です。
「Give Way」は「譲れ」、 日本の「前方優先道路」に近い意味で、路面に点線が引かれています。
- その他・レンタカーのコツ
AT車の事前予約: イギリスは今でもマニュアル車が一般的です。オートマ車を希望する場合は、必ず事前に指定して予約してください。
オフラインマップ: 田舎道では電波が入りにくい場所があるため、Googleマップなどのオフラインマップをダウンロードしておくと安心です。
駐車場: 「Pay and Display」という、先に機械でチケットを買ってダッシュボードに置く形式が多いです。小銭を用意しておくとスムーズです。
慣れないうちは、日没後の運転を避ける計画を立てるのがおすすめです。街灯がない道が多く、夜間はかなり暗くなります。


